更新日:2024-08-30
J-Memツールの操作パネル:
ツールバーのアイコンボタン又はマウス右クリックのコンテキストメニューからJ-Memツールの操作が可能です。
① Address Setup(Ctrl + G):メモリ表示を行うブロックのスタートアドレス(16進数)を設定します。
② Access width(Ctrl + 1/2/3):メモリアクセスサイクルのサイズ(1Byte/8bit、2Byte/16bit、4Byte/32bit)を設定します。例えば、「4」を設定する場合は、4Byte単位でメモリデータを読み出して32bitデータとして表示します。
③ Fill memory(Ctrl + I):このボタンをクリックしてダイアログから指定範囲のメモリを特定データで埋めることができます。メモリアドレス、サイズ、書き込むデータなど16進数値を入力します。
④ Save memory data:このボタンをクリックしてダイアログから指定範囲のターゲットメモリデータを読み出してバイナリファイルとしてPCフォルダに保存可能です。
⑤ Periodic Refresh(Ctrl + R):表示するメモリデータの自動更新を設定します
⑥ Copy:マウス又はキーボード操作でメインウインドウに表示されているデータを選択して簡単にデータコピーを行います。加えて、「Copy Special」コマンドでコピーするデータをASCIIテキスト、16進数データ、C言語の文字列式データ又はバイナリデータとして保存可能です。
【操作】メモリデータの自動更新設定:
「Periodic Refresh」オプション項目からインターバル時間を指定して周期的に表示するメモリデータの自動更新が設定可能です。設定可能な周期時間:100ミリ秒 / 200ミリ秒 / 500ミリ秒 / 1秒 / 2秒 / 5秒
「off」を選択する場合は自動更新を無効にします。
【操作】メモリアクセスのサイズ設定:
ターゲットメモリ領域へのアクセスサイクルのサイズは以下の設定が可能です。
【操作】メモリデータ編集・書き換え:
J-Memツール画面に表示されているメモリデータの編集操作が可能です。対象メモリデータにマウスクリックして直接データ入力によりデータの書き換えが出来ます。フラッシュROMメモリの場合は、J-Link標準対応のデバイスでしたらJ-Link内蔵フラッシュローダでフラッシュ領域のデータ編集操作も可能です。
【操作】Memory Fill:
キーボードから「Ctrl + I」又はメニューアイコンボタンから「Fill Memory」ダイアログを開きます。ダイアログから以下の項目を設定(16進数データ)して「Fill」ボタンをクリックします。
【操作】Memory Save:
以下の手順で指定範囲のターゲットメモリデータを読み出してバイナリファイルとしてPCフォルダに保存可能です。
① メニューバーから「Target ->Save memory data to file」コマンド又はメニューアイコンボタンから「Save Memory Data」ダイアログを開きます。
② 「File」項目の「…」ボタンをクリックしてファイル選択画面を開きます。
③ 選択して読み出したデータを保存するファイル名、フォルダを設定します。保存可能データフォーマット・ファイルの種類:MOT、SREC、HEX、BIN、RAW、C言語文字列
④ 「保存」ボタンをクリックして「Save Memory Data to..」ダイアログを閉じます。
⑤ 「Start Address」に読み出しを行うターゲットメモリブロックのスタートアドレス値(16進数)を入力します。「Size」項目に読み出しデータサイズ(単位:Byte)又は「End Address」にメモリブロックのエンドアドレス値を入力します。
⑥ 「Save」ボタンをクリックしてデータ読み出し及びファイル保存処理を開始します。
【操作】Memory Copy:
以下の手順でJ-Memツールのメモリビューウインドウからマウス操作で簡単にクリップボードにコピーできます。
① メモリビューウインドウからコピーを行うメモリデータ範囲を選択します。
② マウス右クリックのコンテキストメニューから「Copy Special」コマンドでデータコピーのフォーマット(テキスト、HEXデータ、C言語文字列のHEXデータ、バイナリデータ)を指定します。
③ 「Ctrl + V」又はマウス操作で指定フォーマットのデータをテキストエディタに貼り付けします。