HowTo:使用方法・手順説明

更新日:2024-12-02

RZ/T2H EV-KIT(4x Cortex-A55, 2x Cortex-R52)

SEGGER J-LinkモデルはRenesas RZ/T2Hシリーズマイコンをサポートします。


Renesas RZ/T2H評価ボード
MCU:RZ/T2H(R9A09G077M44)
CPU:4x Cortex-A55, 2x Cortex-R52

J-Linkから書き込み可能フラッシュ領域:

  • XSPI0_CS0 Serial NOR Flash(0x40000000~ / 64MByte)
  • XSPI1_CS0 Serial NOR Flash(0x50000000~ / 16MByte)

RZ/T2H EV-KIT評価ボードの詳細はこちら

RZ/T2Hシリーズデバイスの詳細はこちら

RZ/T2H Evalboard

J-Link/Flasher対応のRZ/T2Hデバイス一覧の最新版情報は以下URLのページからご確認ください。
https://www.segger.com/supported-devices/search/RZ/T2H

RZ/T2Hサポート

Wiki・技術情報: https://wiki.segger.com/Renesas_RZ/T2H

ソフトウエアツール設定:

J-Link/Flasherツールの操作に必要なドライバ及びソフトウエアツールセットは無償で提供しております。最新版のソフトウエアは以下のURLからダウンロード可能です。

J-Linkモデルは「J-Link Software Package」をインストールしてください。
ダウンロードページ:https://www.segger.com/downloads/jlink

Flasherモデルは「Flasher Software Package」をインストールしてください。
ダウンロードページ:https://www.segger.com/downloads/flasher/

ボードハードウエア設定:

電源入力:

以下のコネクタから評価ボードに電源供給可能です。

  • CN46(USB-Cコネクタ:DC 15V/3A)
  • CN47(DC 15V/3A)
  • CN90(DC 24V/3A)

デバッグポートコネクタ:

J-Link用デバッグポートコネクタは3つあります。

  1. CN14(J-Link OnBoard Debugger)
    micro-USBケーブルでボードをパソコンに接続することでJ-Linkデバッグインターフェースは使用可能です。※J-Link OnBoard Debuggerを使用する場合は「CN62」ジャンパをOPENに設定してください。
  2. CN60(MIPI-10:9-Pinハーフピッチコネクタ)
    J-Link/Flasherモデルは接続可能です。CN60コネクタ接続に変換アダプタ「J-Link 9-pin Cortex-M Adapter」が必要です。※J13コネクタを使用するには「CN62」ジャンパ設定をSHORT(ショート)に変更してください。
  3. CN61(MIPI-20:19-Pinハーフピッチコネクタ)
    J-Link/Flasherモデルは接続可能です。CN61コネクタ接続に変換アダプタ「J-Link 19-pin Cortex-M Adapter」が必要です。※J20コネクタを使用するには「CN62」ジャンパ設定をSHORT(ショート)に変更してください。

XSPI0_CS0 SPIフラッシュ(0x40000000~)ブートモードの設定:

ボード上のSW14 DIP-SWを以下のように設定します。

  • SW14-1:ON
  • SW14-2:ON
  • SW14-3:ON
  • SW14-6:OFF

XSPI1_CS0 SPIフラッシュ(0x50000000~)ブートモードの設定:

ボード上のSW14 DIP-SWを以下のように設定します。

  • SW14-1:ON
  • SW14-2:OFF
  • SW14-3:ON
  • SW14-6:OFF

詳しい設定方法はRZ/T2H EV-KIT評価ボードのユーザマニュアルをご参照ください。


TOPICS

  1. J-Linkコマンドライン操作

    J-Linkを利用してコマンドライン操作でRZ/T2HマイコンのIOアクセス及びフラッシュ書き込み方法を説明します。

  2. J-Flash:SPIフラッシュデータ書き込み

    J-FlashツールからRZ/T2HマイコンのSPIフラッシュへの書き込み方法を説明します。

  3. J-Link:RZ/T2Hデバイスのマルチコア対応

    J-LinkからRZ/T2HマイコンのCortex-R52 CPU0メインコアと同時にサブCPU(Cortex-R52 CPU1, Cortex-A55 CPU0~CPU3)にも接続可能です。

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J-Flash SPIツールQUADモード設定・使用方法

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