更新日:2021-05-17
J-Link CommanderツールはJ-Link ソフトウェアパッケージに含まれています。事前にJ-Link ソフトウェアをインストールしてください。
J-Link Commanderツールの起動:
J-Link/J-Trace本体のUSBポートをパソコンに接続します。
パソコンのスタートメニューから「J-Link Commander」プログラムを実行します。実行後にJ-Linkコマンドプロンプトコンソールが表示されます。
J-Linkコネクタの電源出力を管理:
J-Linkコンソールプロンプトから「power」コマンドを使用して、J-Link/J-Trace本体のコネクタのPIN19からの電源出力を管理します。PIN19から「+5V」を出力するにはJ-Linkプロンプトから「power on」コマンドを実行します。ターゲットボードへの電源供給は最大300mA までとなります。
「power」コマンド:
・power on :J-Link本体が再起動するまでに5V電圧を出力
・power off :5V電圧出力を無効に設定
・power on perm :常に5V電圧を出力
・power off perm :常に5V電圧を無効に設定
J-Link>power Syntax: power <State> [perm] J-Link>power on J-Link>
PIN19からの「+5V」出力を無効にするにはJ-Linkプロンプトから「power off」コマンドを実行します。
J-Link>power off J-Link>
「power」コマンドの設定はUSBケーブル再接続(J-Link/J-Trace本体の再起動)までのみ有効です。「power on perm」コマンドで電源出力設定を恒久的に保存できます。
J-Link>power on perm J-Link>
電源共有を恒久的に無効にする場合は「 power off perm 」コマンドを入力します。
J-Link>power off perm J-Link>
Note:J-Link JTAG/SWD Isolatorを使用する場合は、「power on perm」コマンドでIsolator本体への電源出力を設定してください。
J-Link Commanderツールの使用方法