HowTo:使用方法・手順説明

更新日:2021-09-15

JFlash: LANポート経由での操作方法


【事前準備・ツール設定】

Flasher本体のLANポートのネットワーク設定手順:

LANポートインターフェースをサポートするFlasherモデル(Flasher ARM、Flasher PRO、Flasher PRO XL)でTCP/IPネットワーク経由でターゲットフラッシュ書き込み、ASCIIコマンドモード遠隔操作などが可能です。

以下、Flasher本体のネットワークコンフィグレーション設定方法を解説します。

TCP/IPインターフェース設定手順(本体側の設定):

  1. Flasher本体のUSBポートをパソコンに接続します。
    Connect Flasher
  2. パソコンのスタートメニューから「Flasher Configurator」プログラムを実行します。実行後にFlasherコンフィグレータダイアログが表示されます。
    Start Configurator
  3. コンフィグレーションツールに表示される一覧から対象Flasherの行を選択してマウス右クリックメニュから「Configure」コマンドを実行します。
    Select Flasher
  4. 「Configuration」ダイアログからFlasher 本体のIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイアドレスなどネットワーク関連のコンフィグレーション設定を行います。DHCPサーバーから自動的にIPアドレスを取得するAutomaticモード設定、Flasher 本体のNickname(ネットワーク上の名前)設定も可能です。
    Setup Auto IP addressSetup Fixed IP address
  5. 「Automatic(DHCP)」又は「Manual」モードの設定を入れて「OK」ボタンを押します。Flasher本体にコンフィグレーション設定が保存されます。
    Setup Fixed IP address
  6. IPアドレス設定が完了しましたら「J-Link Configurator」ツールを終了して、パソコンとのUSB接続を切ります。Flasher本体のLANポートにネットワークケーブルを接続します。また、USB電源アダプタから電源を入力します。

ちなみに、Flasher本体にLANケーブルを接続すると、ネットワーク上に検索されましたFlasherがコンフィグレーションツールに表示されます。自動IP(DHCPサーバーから取得)設定のFlasher本体のIPアドレス及びMACアドレス情報はコンフィグレーションツールから確認できます。

Configurator LAN status

さらに、Webサーバー機能が内蔵されており、ホストPCのWebブラウザからもFlasher本体のコンフィグレーションが可能です。

事例: http://192.168.1.8

Flasher Web ServerFlasher Setup from Web Server

  • Flasher Portable PLUS、Flasher CompactモデルはLANポートがなくTCP/IPインターフェース経由での操作は使用できません。
  • Flasher Compactモデルの場合はFlasher Hub経由でTCP/IPネットワークに接続可能です。
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