HowTo:使用方法・手順説明

更新日:2025-03-18

J-Link JTAG ISOLATOR

JTAGアイソレータをJ-Link / Flasher本体に接続するときの設定方法を解説します。


アイソレータのエミュレータコネクタ側の設定

STEP-1:コネクタ接続

アイソレータに「EMULATOR」と記載されている側の20-Pinメスコネクタをデバッグプローブ(J-Link / Flasher)のデバッグポートコネクタに直接挿入します。

STEP-2:アイソレータへの電源供給を設定

パソコンに接続してJ-Link / Flasher本体を起動します。JTAGアイソレータのEMULATOR側の緑色LEDが点灯していない場合は、以下の手順でJ-Link / Flasher本体のデバッグコネクタ(PIN-19)からアイソレータへの電源供給(+5V DC)を有効に設定します。

  1. パソコンのスタートメニューから「J-Link Commander」プログラムを実行します。実行後にJ-Linkコマンドプロンプトコンソールが表示されます。
    J-Link Commanderツールの使用方法
  2. J-Linkコンソールプロンプトから「power on perm」コマンドを実行して、デバッグコネクタのPIN19から常に「+5V」を出力するように設定します。
    J-Link>power on perm
    J-Link>
    ※ 「power off perm」コマンドでPIN19からの電源出力を無効に設定できます。
  3. JTAGアイソレータのEMULATOR側の緑色LEDが点灯していることを確認します。
JTAG Isolator LED Indicator and Pin spec

STEP-3:JTAGインターフェースを確認

ターゲットボードのデバッグコネクタに接続して、パソコン側のJ-Linkドライバ対応IDEアプリケーションまたはJ-Linkソフトウエアパッケージのツール(J-Link Commander、J-Mem、J-Flashなど)からJTAGモードデバッグインターフェースを設定してターゲットマイコンデバイスとの通信を確認します。Flasher本体の場合はFlasherソフトウエアパッケージのツールを使用可能です。
いずれも、JTAGクロックは4000kHz以下の値を設定します。

  • JTAGモード設定事例:J-Link Commander ツール
    Device>?
    Please specify target interface:
      J) JTAG (Default)
      S) SWD
      T) cJTAG
    TIF>J
    Device position in JTAG chain (IRPre,DRPre) : -1,-1 => Auto-detect
    JTAGConf>
    Specify target interface speed [kHz]. : 4000 kHz
    Speed>4000
  • JTAGモード設定事例:J-Flash ツール
    J-Flash JTAG Setup
  • JTAGモード設定事例:e2Studio 統合開発環境
    e2Studio JTAG Setup
  • JTAGモード設定事例:IAR EWARM 統合開発環境
    IAR EW ARM JTAG Setup
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