J-LinkをパソコンにUSB接続できない場合に考えられる原因は以下の通りです。
- J-Linkドライバが正常にインストールされていない
- パソコンのUSBポート経由の電力が足りない
- USBハブ関連の原因
- USBケーブル関連の原因
- J-Link本体の故障
- その他(パソコン依存の問題現象等)
以下の点をご確認ください
- 既にインストールされているJ-Link Driverプログラムを削除して、以下URLから最新版のJ-Link SoftwareパッケージをインストールしてJ-Linkドライバを更新します。
https://www.segger.com/downloads/jlink
対応ホストOS環境:
- Microsoft Windows (x86 / x64 / Arm64)
- Linux (x86 / x64 / Arm / Arm64)
- macOS (x64 / Apple M1)
Windowsパソコンの場合は「Windows Update」機能を有効に設定します。
J-Linkドライバが正常にインストールされていない場合は、USBケーブル接続後にJ-Link本体のLEDが赤色で点滅し続けます。Windowsパソコンの場合は、デバイスマネジャダイアログを開き、「J-Link Driver」が正常にインストールされていることを確認してください。
J-Linkドライバ関連は以下の情報もご参照ください。
https://kb.segger.com/Incorrect_J-Link_USB_driver_installed
- パソコンのUSBポート経由の電力が足りない可能性も考えられますので、J-LinkのJTAGデバッグポートケーブルを外して、外部電源アダプタから5Vを取得するUSB-HUB(Self-Powered USB2.0 / USB3.0)を間に入れてご確認ください。
- USBケーブルを替えてご確認ください。
- 別のUSBポートに接続してご確認ください。
- J-Link PRO又はJ-Trace PRO本体の場合はLANポート経由で接続してお試しください。
- 念のために複数のパソコン環境でも接続をご確認ください。
取扱いにご注意ください
複数の機器の接続などでグランド(GND)信号がループ状になっている環境では過電流によりJ-Link / J-Trace本体が壊れてしまう可能性がありますので、グランドループ状態になっていないことをご確認下さい。
電気雑音の多い環境でJ-Link / J-Traceツールをご使用になる場合は、JTAG /SWDアイソレーター及びUSBアイソレーターで外部のノイズを遮断してください。