FAQ:よくある質問

更新日:2024-06-11

質問:量産ラインでJ-Flashのデータウインドウの誤ったデータ操作を防ぐことは可能でしょうか?


J-Flashプロジェクトを「Simplified Mode」に設定して、J-Flashのデータウインドウの内容の書き換え・編集操作を無効にすることが可能です。


Simplified Mode(データ編集不可)の設定方法

Engineering Mode(データ編集可能)の設定方法


Simplified Modeの設定方法

J-Flashのデータウインドウの誤った操作でデータファイルの内容が変更されて書き込むデータが書き換わってしまう恐れがあります。以下の手順でJ-Flashプロジェクトを「Simplified Mode」に設定して、J-Flashのデータファイルの編集操作を無効に設定できます。「Simplified」モード設定のプロジェクトは、データウインドウにRead-Onlyモードで表示されますので、誤ってキー入力しても影響ありません。

  1. 「Options → Project settings..」メニューコマンドでプロジェクト設定ダイアログを開きます。
  2. 「General」タブを選択して、User Interface mode項目に「Simplified」モードを選択します。
  3. 「OK」ボタンを押してプロジェクト設定を保存します。
Simplified mode

「Simplified」モードのJ-Flashプロジェクトは、Production Programming、Verify、Start Applicationなど簡単なコマンド操作となります。データファイルの追加、マージ、編集、Erase、Manual Programなどアドバンス系のコマンド操作は実行出来ません。

Simplified mode Commands

Engineering Modeの設定方法

Engineeringモード(操作コマンド制限なし)はJ-Flashプロジェクトのデフォルト設定です。
J-Flashプロジェクトを「Engineering Mode」に設定する手順:

  1. 「Options → Project settings..」メニューコマンドでプロジェクト設定ダイアログを開きます。
  2. 「General」タブを選択して、User Interface mode項目に「Engineering」モードを選択します。
  3. 「OK」ボタンを押してプロジェクト設定を保存します。
Engineering mode

「Engineering」モードのJ-Flashプロジェクトは、使用可能なコマンドに制限設定がなく、データウインドウから直接データ編集、データファイルの追加・マージなど操作可能です。

Engineering mode data update
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ERROR: Selected Data (xxxx - xxxx) does not fit into selected flash sectors.

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