Kinetis / S32Kシリーズマイコンデバイスは2種類のデバイス定義をサポートします。
- 標準デバイス設定(セーフモード):
例:MKE14F512xxx16、S32K146等
標準デバイス設定(セーフモード)では、マイコンデバイスを誤ってセキュアモードに設定してしまうことを防ぎます。本デバイス設定の場合、J-Flashプロジェクトでセキュアモード設定は出来ません。既にセキュアモードのデバイスの場合、接続時にセキュアモードの解除は可能ですが、セキュアモードの設定は出来ません。
セキュアビット設定されているアプリケーションイメージデータを書き込む場合は、FSECレジスタ設定値を非セキュアモードに変更して、以下のワーニングメッセージが表示されます。
"Your application image would set the system security of the device.?
This is not supported in the current configuration.?Application data has been changed accordingly." - (allow security) 記載のデバイス設定:
例:MKE14F512xxx16(allow security)、S32K146(allow security)等
セキュアモードのビット設定は可能です。本デバイス設定のJ-Flashプロジェクトの場合は、アプリケーションイメージデータのセキュアモード設定値の確認は行いません。そのままセキュアビットの設定を書き換えます。
※ セキュリティ設定でMEEN(Mass Erase Enable Bit)を無効に設定した場合は、J-Link/Flasherからセキュリティモード解除は出来なくなってしまいますので、ご注意ください。
参考情報:
S32Kシリーズマイコンデバイス関連のWiki情報
Kinetisシリーズマイコンデバイス関連のWiki情報