J-Trace PROでは、ETMインターフェースから出力されたトレースデータをデバッグハードウェアが持つ限られた内蔵メモリにトレースデータに蓄積するのではなく、USB3.0または、Gigabitイーサネットインターフェースで、ホストPCへリアルタイムに出力します。そのため保持できるトレースデータも接続されたホストPCのストレージを利用できるため、データ量の制限は大きく緩和されることになり、長時間にわたるトレースデータを解析可能となります。ETMでのJ-Trace PROの使用は、システムにオーバヘッドを起こさせないため、最終製品リリースモードで実行できます。
J-Trace PROを利用する事により、ターゲットシステム実行中のリアルタイム情報を取得し、デバッグソフトウェアで表示することができるため、時間のかかるルーチンや頻繁に呼び出されるルーチンを特定でき、アプリケーションの最適化をサポートします。
J-Trace PROのコードカバレッジ情報は、「どのソースコード行の命令が完全に実行されたか」を示すだけでなく、「条件がまだ完全に満たされていない場所」も示します。ソースコード行のハイライト表示は、「どのコードが実行カバーされているか」についての概要をすばやく提供します。
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